自主講座 埼玉文学学校とは
埼玉文学学校は自主講座の名にありますように、一年間のカリキュラムを組んだり、来て頂きたい講師にお願いすること、毎回の講座の事務といった運営の一切を参加者自らで行っている手作りの学校です。
講座の内容は、参加者が書いた小説・エッセイ・ルポルタージュ等を、作者と講師と参加者でお互いに批評しあう「創作合評」。詩人に来て頂いて講義を聞いたり、参加者の書いた詩を批評しあったりする「詩の講座」。また、作家を招いて創作体験を聞いたり、評論家といっしょに文学作品について語りあうのが「作家との午後」や「作家との夕べ」です。
見学も自由ですし、随時入学可能です。小説や詩・エッセイ・ルポルタージュなどを書いてみたい方、作品を味わってみたいという方。どうぞ、気軽にのぞいて見て下さい。待っています。
(学校生一同)
講座のご紹介
講座
私たちは価値観の洪水の中で暮らしている。それは説教だったり、与えられた知識だったり…。裸の他人も知らないが、裸の自分も知らない。本音で語ることが少なくなっている現代、この学校へやってくる講師は、きっと、まるごと自分や社会を語ってくれるにちがいない。
創作合評
まず書いてみることだ。それが出発である。
詩らしきもの、小説らしきもの、評論らしきもの、形が問題じゃない。自分の思っていること、考えていること、くやしさなど精一杯文章にしてみることだ。きっと専任講師や同じ仲間達は、親しみを込めて手厳しく批評し、励ましてくれるだろう。
学校生の時間
自分たちで何かを見つけ、創り出してゆく。そのためには問題を掘り起こして、研究していくゆっくりした時間が必要だ。一人ひとりがかかえている問題、講義の中で話題になったこと、自由なる発想で自由なる空間を大いに活用して表現の土台をつくっていく。
※この三つは文学学校の中で互いに連関しながら進んで行くだろう。学校生の時間で追求したテーマが発展して講義のテーマとなることもある。また、創作合評で文章を書くことから新たな問題も生まれてくるだろう。いずれも、共通の場の中での表現の実践であり、私たちの可能性を導き出してくれるに違いない。
